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フランスでの生活、エトセトラ

Le prêt social location-accession (PSLA)

Le prêt social location-accession (PSLA)と呼ばれる公的援助が伴う住宅の購入に関して、動いているわけですが。いつもながら、販売担当がいい加減で、今更と思う内容を毎回発見します。。。

今回もそうで。実際、PSLAに関してもっと調べておけば良かったのですが、育児、家事、学校に追われて、後回しにしていました。担当者がいい加減なので、他のエージェントにPSLAの詳細に関して尋ねてきました。(偵察もかねて(笑))

このPSLAなるもの、実際の住宅より安く販売できるように、TVA(税金)の%を押さえることによって値段をさげたもので、そのため、安く手に入りやすくなっています。例えば、通常の住宅購入税が19.6%のところを2012年までに竣工する物件はTVA 5.5%になっています。2013年以降の物件は7%に引き上げる事が決まったようですが。

ただ、このサービスを受ける条件として、決められた家庭年収枠内であること(エリアによって、年収額の上限が変わります、ブルターニュ全体は平均してzone B2、全部で4種類のゾーンに別れています、詳しくはこちら)そして、購入者は始めて住宅を購入すること。

そして、このPSLAは物件によって、物件によって決められた仮住まい期間があり、その後に購入を考えるというものです。我々の物件は2年が仮住まいしていい期間。仮住まいの間は、Loyer(家賃)を支払い、その支払いの一部が住宅を購入する際には積み立てになる。(といっても、8割がた家賃で、積み立ては微々たる物ですが)

この購入にあたっては3つのステップがあるのですが。
1. Contrat preliminaire location accesssion (つまり予約契約)この時点で、大抵、Depot de garantie(保証金:後に家賃代と相殺されます)
2. Contrat de location accession (仮住まい契約)、いよいよ入居仮住まいを始めるにあたって、契約を結びます。その際に、物件全体から割り出されるノテール代(約2.7%〜2.8%)の半額を納金して、ノテールの前でサイン
3. その後、購入を決めた場合、ノテールに残額のノテール代を支払い購入にいたる

いろいろと優遇されている点は普通のノテール代が7〜8%のところ、PSLAの場合の3%以内に押さえられているところでしょうかね。

ロリアンのサントルビルの市場単価から言うと、我々が購入する物件は2,693ユーロm² が相場なのですが、色々優遇策がついているので、結局2,239ユーロm²で購入する事ができます。そう考えるとかなりお安い。35,000€くらいは通常より安いかなという感じ。テラスも34m²あるので、それがいい点でしょうかね。

とはいえ、とりあえず住んでみないと、わからないこともあるので、まぁ、we would seeという感じかな。そうそう、このPSLAには一部0%金利で借りられる優遇策もでているので(来年のはその額も減るという話ですが)そこもいい点かな。

日本で27歳のときに、マンションを東京に購入した時点で色々と調べましたが、フランスみたいな優遇策が出ていれば、若い人もマンションを買いやすいんだろうけど。なにぶん、東京のマンションは新しいほど高価で、年数がいくとマンションの価値が落ちていくという、悲惨な状況で、マンションを買うよりはと、土地付きの家を購入している友達もいたから、その方がベストなんだろうなぁ、東京だと。とはいっても、山手線の内側の物件は値段がなかなか下がらないですけどね。



by c_pas_vrais | 2012-10-18 20:32 | 不動産

フランスという国に住むと、色々考えてしまう事があります。。。
by c_pas_vrais
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